轉載=東大合格と富裕層、どっちが難しい?(考上東大比較難,還是致富比較難)
作者: 青蛙巫婆 日期: 2009-08-17 13:04
原出處 http://media.yucasee.jp/posts/index/418/1
東大合格と富裕層、どっちが難しい?
「東大卒富裕層」のゆかし会員に緊急アンケート!
2009年3月10日は、東京大学前期日程の合格発表日。毎年掲示板の前に多くの報道陣が集まり、合格者の胴上げや喜びの声を中継。この時期、国内の最難関大学である東大への注目度は俄然アップします。
もちろん、ゆかし会員の中にも多くの東大出身者がいます。この方たちは日本最難関の大学に合格し、かつ人生の勝ち組である富裕層にもなれた、という2つの大きなハードルをクリアしてきた人々です。東京大学の卒業生は全国に15万人(人口比0.15%)、富裕層は150万人(人口比1.15%)とされます。つまり、単純計算で「東大卒の富裕層」は0.0013%、10万人に1人という少なさです。
では彼らにとって、東大合格と富裕層になることは、実際どちらの方が大変だったのでしょうか? この疑問を明らかにするべく、ゆかしメディア編集部は、東大出身のゆかし会員50名に「東京大学合格と富裕層になるのは、どちらの方が大変か?」という緊急アンケートを実施しました。質問は以下全5項目です。
アンケート:「東京大学合格と富裕層になるのは、どちらの方が大変か?」
【1】東京大学に合格する条件は何だと思いますか?
【2】富裕層になる条件は何だと思いますか?
【3】東京大学に合格することと富裕層(純金融資産1億円以上を保有すること)になることは、どちらが大変だと思いますか?
【4】【3】のようにお考えになる理由を教えてください。
【5】遺産相続や親が資産家など、元々恵まれた環境の方でないと富裕層になれず、また東京大学にも入れないと世間では言われています。これについてどうお考えになりますか?
(2009年3月アブラハム・グループ・ホールディングス実施、対象:プライベートクラブ「YUCASEE(ゆかし)」会員50名)
58%が「富裕層の方が大変」と回答
アンケートの【3】、「東京大学に合格することと富裕層(純金融資産1億円以上を保有すること)になることは、どちらが大変だと思いますか?」という質問。結果は、「東京大学に入ること」が17%、「富裕層になること」が58%、「どちらとも言えない」が25%でした。6割近くの方が富裕層の方が大変と回答し、努力すればどうにかなる勉強より、運の要素が強い富裕層はそこへ至る道が不透明という意見が多かったです。
「富裕層になる方が大変。そこそこ頭が良くて、親が環境を整えれば東大は誰でも入れます。富裕層になるには、ゼロからのスタートであれば、相当の努力と運がないとなれません。」(1993年卒業、医学部)
「勉強は結果がついてくるが、富裕層は努力しても失敗の可能性がある。」(1997年卒業、法学部)
「富裕層の方が難しい。理由は2つ。第1に、勉強するだけなら自分ひとりでできる。仕事で成功し、富裕層になるには人望がないと無理。勉強する苦労と人望を得る苦労を比べたら、人望を得る方が数段難しく人間としての総合力が試される。第2に、東大は高校3年間頑張ればいいだけ。富裕層になるには10年は頑張らないといけない。」(1998年卒業、経済学部)
また実際に東大卒の富裕層が少ないから、という理由もありました。
「富裕層になること。同級生の東大出身者で富裕層が少ないというのは事実。」(1956年卒業、法学部)
「東大の同期のクラブの仲間では未だ1人もいない。」(1987年卒業、工学部)
一方、東京大学の方が大変という意見は以下のようなものがありました。
「間違いなく東京大学合格でしょう。持って生まれた能力はどうしようもないので。金を稼ぐだけならばモラルや人格は関係ない。」(1987年卒業、経済学部)
「富裕層より東大出身者の方が人数としては少ないはずで、確率の問題として考えれば、東京大学に合格する方が難しいはず。」(2000年卒業、経済学部)
どちらとも言えないという回答には、要求される資質が違うという意見が多かったです。
「本来比較できないが、強いて言えば、富裕層になること。東大は比較的短期間の努力の結果得られるが、富裕層になるまでの期間は不透明であり、それ以上に維持するのが困難と思うから。」(1972年卒業、工学部)
「どちらも違った意味で大変。要求される資質が違うから。」(1988年卒業、教養学部)東大合格と富裕層、どっちが難しい?
東大に合格する条件、富裕層になる条件
またアンケートでは東大合格と富裕層、それぞれに必要な条件も伺いました。
【東京大学に合格する条件】
「周囲の環境。親や親族が東大出であったり、学校や予備校など機会が充実していること。」(1956年卒業、法学部)
「頭の良さ、両親どちらかの教育熱心さ、平均以上の財力、本人の性格(向上心、競争心、粘り強さ)。」(1988年卒業、教養学部)
「生まれつき頭がいいか、そこそこ頭が良くて親が環境を整えてくれるかのどちらか(ただし理3は前者じゃないと無理)。」(1993年卒業、医学部)
「しっかり勉強すること。基本的なことがしっかり理解できていれば、難しくはない。ひとえに、自分の努力。」(1989年、医学部)
「一定以上の知力があり、勉強に集中できる環境に恵まれていること。」(1972年卒業、工学部)
【富裕層になる条件】
「一代でなる条件は、運が一番、努力が二番、先見性が三番。」(1956年卒業、法学部)
「お金への執着、頭の良さ(ただし東大に入るほどの良さは必要ない)、運。」(1988年卒業、教養学部)
「富裕層になりたいという意思を早い段階で持つこと、かつ努力すること。しかも、運もとても大事です。」(1993年卒業、医学部)
「自分の努力以上に、時間的な運・タイミング・時勢、まわりの人・出会った人との縁など、環境の要因がより大きいと思います。」(1989年卒業、医学部)
東大に合格するにはひたすら努力、という意見は多いです。しかしそれと同時に大切という意見が多いのは、落ち着いて勉強ができる環境や親の価値観。親や家庭環境は関係ないとは言いますが、やはり良いに越したことはない、ということでしょうか。
一方富裕層の条件は、なんと言っても運とタイミング。努力ではどうしようもない部分が成功の大きな要因だったりするため、具体的な条件というのは難しいようです。
相続リッチでないと、東大生にも富裕層にもなれない?
親が資産家だったり、遺産を相続していたり。元々恵まれた環境にいないと東大に入ること、富裕層になるのは難しいとも言われています。しかし、これについては皆さん反論。今回アンケートに答えていただいた中には相続リッチの方もいますが、ごく少数のようです。
「逆だと思います。元々恵まれた人たち、いわゆる2代目、3代目はお金にルーズで、それまで承継したものを潰してしまうことがとても多いのです。また、勉強で努力して東大に入ろうとするインセンティブがなくなるでしょう。鳩山家とかは例外中の例外でしょうね。」(1981年卒業、法学部)
「恵まれた環境のほうが良いことは確かだが、環境が整っていなくても、才能と努力で学力をつけることはできるし、富裕層にもなれる。大学の同級生の中には貧しい家の出の者もかなりいたし、普通の家庭出身の者がほとんどだった。」(1971年卒業、法学部)
反論が多い反面、肯定する意見もいくつか見られました。
「東大はよく言われるように比較的高所得者の子息が多いのは事実。塾、私学に費用はかかる。」(1987年卒業、工学部)
東大中退のホリエモンにも聞いてみました
さらに編集部は、ホリエモンこと堀江貴文氏にもアンケートと同じ質問をしてみました。(※堀江氏は東大を中退しています。)
堀江氏いわく、「どちらが難しいかは、わからないですね。富裕層にはなれても、東大には入れない人も多い。違う才能がいるのかもしれない。大学に入るのもコツがあるし、富裕層になるのもコツがあると思う。富裕層になるには、種銭があんまりいらない商売をやること。少ない資本で利益率が高い商売が一番よくて、それは時代によって変わります。」
そもそも、堀江氏は東大に入る意味自体に疑問を持っているよう。
「不公平だと思ったのは、東大に入るのと慶應に入るのは難しさの度合いが全然違うのに、金メダルとそれ以外くらい違うのに、就職したら東大も慶應も同じじゃないですか。同じ土俵に立たされるのに、なんでみんな一生懸命東大に入るんですかね。意味ないし、バカみたいだと僕は思った。高校卒業して、そのまま就職しちゃえばいいと思います。」(堀江氏)
東大に入って何をやるのか、なんで会社に入るのか、せっかく東大に入っているのになんでみんな就職活動をやる必要があるのか……。そんな様々な要素を考えた結果、堀江氏は東大中退を選んだようです。そして、その後の彼の人生は誰もが知るところ。実際彼にとっても、東大に入るより、大金を稼ぐこと、富裕層になることの方がずっと難しかったのではないでしょうか。
育った環境は決定的な影響があるわけではなく、相続リッチでなくても努力すれば東大生にはなれる。しかし、東大卒の富裕層が少ないことから考えても、富裕層はまた別の能力、社会で生き抜くセンスが必要なのです。
まず仕事の選び方、サラリーマンになるか、経営者となるかで大きな差がでます。一代で富裕層になれるのは医者、弁護士、起業家等、ごく限られた職種です。もし上手くそれらの仕事に就いて成功したとしても、今度は運やタイミングに左右される毎日。時価総額数十億の会社を経営していたとしても、明日のことは誰にもわかりません。
また、東大卒の富裕層が少ないのは、東大は元々官僚を養成するための学校という部分も大きいのかもしれません。東大まで行く人は、「何かを学ぶこと」が好きな人が多いはず。経営者になってお金を稼ぎまくる!という人もいるでしょうが、研究者や官僚としての道を選びたいという人の割合も確実に多いのです。
ともあれ、「東大卒で富裕層」は非常にレアだということだけは確か。「とにかく常に最上級のもの、その分野で一番のものを目指す!」というチャレンジ精神が東大合格に繋がり、ひいては社会に出て成功し富裕層になる、ということに通じている気がします。
何にでもチャレンジするバイタリティと努力、運を引き寄せる力、タイミング、そして自分に影響を与えてくれる人脈にどれだけ恵まれるか。様々な要素が絡み合い、成功者は創造されていくのです。
東大合格と富裕層、どっちが難しい?
「東大卒富裕層」のゆかし会員に緊急アンケート!
2009年3月10日は、東京大学前期日程の合格発表日。毎年掲示板の前に多くの報道陣が集まり、合格者の胴上げや喜びの声を中継。この時期、国内の最難関大学である東大への注目度は俄然アップします。
もちろん、ゆかし会員の中にも多くの東大出身者がいます。この方たちは日本最難関の大学に合格し、かつ人生の勝ち組である富裕層にもなれた、という2つの大きなハードルをクリアしてきた人々です。東京大学の卒業生は全国に15万人(人口比0.15%)、富裕層は150万人(人口比1.15%)とされます。つまり、単純計算で「東大卒の富裕層」は0.0013%、10万人に1人という少なさです。
では彼らにとって、東大合格と富裕層になることは、実際どちらの方が大変だったのでしょうか? この疑問を明らかにするべく、ゆかしメディア編集部は、東大出身のゆかし会員50名に「東京大学合格と富裕層になるのは、どちらの方が大変か?」という緊急アンケートを実施しました。質問は以下全5項目です。
アンケート:「東京大学合格と富裕層になるのは、どちらの方が大変か?」
【1】東京大学に合格する条件は何だと思いますか?
【2】富裕層になる条件は何だと思いますか?
【3】東京大学に合格することと富裕層(純金融資産1億円以上を保有すること)になることは、どちらが大変だと思いますか?
【4】【3】のようにお考えになる理由を教えてください。
【5】遺産相続や親が資産家など、元々恵まれた環境の方でないと富裕層になれず、また東京大学にも入れないと世間では言われています。これについてどうお考えになりますか?
(2009年3月アブラハム・グループ・ホールディングス実施、対象:プライベートクラブ「YUCASEE(ゆかし)」会員50名)
58%が「富裕層の方が大変」と回答
アンケートの【3】、「東京大学に合格することと富裕層(純金融資産1億円以上を保有すること)になることは、どちらが大変だと思いますか?」という質問。結果は、「東京大学に入ること」が17%、「富裕層になること」が58%、「どちらとも言えない」が25%でした。6割近くの方が富裕層の方が大変と回答し、努力すればどうにかなる勉強より、運の要素が強い富裕層はそこへ至る道が不透明という意見が多かったです。
「富裕層になる方が大変。そこそこ頭が良くて、親が環境を整えれば東大は誰でも入れます。富裕層になるには、ゼロからのスタートであれば、相当の努力と運がないとなれません。」(1993年卒業、医学部)
「勉強は結果がついてくるが、富裕層は努力しても失敗の可能性がある。」(1997年卒業、法学部)
「富裕層の方が難しい。理由は2つ。第1に、勉強するだけなら自分ひとりでできる。仕事で成功し、富裕層になるには人望がないと無理。勉強する苦労と人望を得る苦労を比べたら、人望を得る方が数段難しく人間としての総合力が試される。第2に、東大は高校3年間頑張ればいいだけ。富裕層になるには10年は頑張らないといけない。」(1998年卒業、経済学部)
また実際に東大卒の富裕層が少ないから、という理由もありました。
「富裕層になること。同級生の東大出身者で富裕層が少ないというのは事実。」(1956年卒業、法学部)
「東大の同期のクラブの仲間では未だ1人もいない。」(1987年卒業、工学部)
一方、東京大学の方が大変という意見は以下のようなものがありました。
「間違いなく東京大学合格でしょう。持って生まれた能力はどうしようもないので。金を稼ぐだけならばモラルや人格は関係ない。」(1987年卒業、経済学部)
「富裕層より東大出身者の方が人数としては少ないはずで、確率の問題として考えれば、東京大学に合格する方が難しいはず。」(2000年卒業、経済学部)
どちらとも言えないという回答には、要求される資質が違うという意見が多かったです。
「本来比較できないが、強いて言えば、富裕層になること。東大は比較的短期間の努力の結果得られるが、富裕層になるまでの期間は不透明であり、それ以上に維持するのが困難と思うから。」(1972年卒業、工学部)
「どちらも違った意味で大変。要求される資質が違うから。」(1988年卒業、教養学部)東大合格と富裕層、どっちが難しい?
東大に合格する条件、富裕層になる条件
またアンケートでは東大合格と富裕層、それぞれに必要な条件も伺いました。
【東京大学に合格する条件】
「周囲の環境。親や親族が東大出であったり、学校や予備校など機会が充実していること。」(1956年卒業、法学部)
「頭の良さ、両親どちらかの教育熱心さ、平均以上の財力、本人の性格(向上心、競争心、粘り強さ)。」(1988年卒業、教養学部)
「生まれつき頭がいいか、そこそこ頭が良くて親が環境を整えてくれるかのどちらか(ただし理3は前者じゃないと無理)。」(1993年卒業、医学部)
「しっかり勉強すること。基本的なことがしっかり理解できていれば、難しくはない。ひとえに、自分の努力。」(1989年、医学部)
「一定以上の知力があり、勉強に集中できる環境に恵まれていること。」(1972年卒業、工学部)
【富裕層になる条件】
「一代でなる条件は、運が一番、努力が二番、先見性が三番。」(1956年卒業、法学部)
「お金への執着、頭の良さ(ただし東大に入るほどの良さは必要ない)、運。」(1988年卒業、教養学部)
「富裕層になりたいという意思を早い段階で持つこと、かつ努力すること。しかも、運もとても大事です。」(1993年卒業、医学部)
「自分の努力以上に、時間的な運・タイミング・時勢、まわりの人・出会った人との縁など、環境の要因がより大きいと思います。」(1989年卒業、医学部)
東大に合格するにはひたすら努力、という意見は多いです。しかしそれと同時に大切という意見が多いのは、落ち着いて勉強ができる環境や親の価値観。親や家庭環境は関係ないとは言いますが、やはり良いに越したことはない、ということでしょうか。
一方富裕層の条件は、なんと言っても運とタイミング。努力ではどうしようもない部分が成功の大きな要因だったりするため、具体的な条件というのは難しいようです。
相続リッチでないと、東大生にも富裕層にもなれない?
親が資産家だったり、遺産を相続していたり。元々恵まれた環境にいないと東大に入ること、富裕層になるのは難しいとも言われています。しかし、これについては皆さん反論。今回アンケートに答えていただいた中には相続リッチの方もいますが、ごく少数のようです。
「逆だと思います。元々恵まれた人たち、いわゆる2代目、3代目はお金にルーズで、それまで承継したものを潰してしまうことがとても多いのです。また、勉強で努力して東大に入ろうとするインセンティブがなくなるでしょう。鳩山家とかは例外中の例外でしょうね。」(1981年卒業、法学部)
「恵まれた環境のほうが良いことは確かだが、環境が整っていなくても、才能と努力で学力をつけることはできるし、富裕層にもなれる。大学の同級生の中には貧しい家の出の者もかなりいたし、普通の家庭出身の者がほとんどだった。」(1971年卒業、法学部)
反論が多い反面、肯定する意見もいくつか見られました。
「東大はよく言われるように比較的高所得者の子息が多いのは事実。塾、私学に費用はかかる。」(1987年卒業、工学部)
東大中退のホリエモンにも聞いてみました
さらに編集部は、ホリエモンこと堀江貴文氏にもアンケートと同じ質問をしてみました。(※堀江氏は東大を中退しています。)
堀江氏いわく、「どちらが難しいかは、わからないですね。富裕層にはなれても、東大には入れない人も多い。違う才能がいるのかもしれない。大学に入るのもコツがあるし、富裕層になるのもコツがあると思う。富裕層になるには、種銭があんまりいらない商売をやること。少ない資本で利益率が高い商売が一番よくて、それは時代によって変わります。」
そもそも、堀江氏は東大に入る意味自体に疑問を持っているよう。
「不公平だと思ったのは、東大に入るのと慶應に入るのは難しさの度合いが全然違うのに、金メダルとそれ以外くらい違うのに、就職したら東大も慶應も同じじゃないですか。同じ土俵に立たされるのに、なんでみんな一生懸命東大に入るんですかね。意味ないし、バカみたいだと僕は思った。高校卒業して、そのまま就職しちゃえばいいと思います。」(堀江氏)
東大に入って何をやるのか、なんで会社に入るのか、せっかく東大に入っているのになんでみんな就職活動をやる必要があるのか……。そんな様々な要素を考えた結果、堀江氏は東大中退を選んだようです。そして、その後の彼の人生は誰もが知るところ。実際彼にとっても、東大に入るより、大金を稼ぐこと、富裕層になることの方がずっと難しかったのではないでしょうか。
複数の要素が絡み合い、「成功者」は創造されていく
今回のアンケートの結果、はっきりしたのは、東大に入ることと、富裕層になることは全くの別物だということです。育った環境は決定的な影響があるわけではなく、相続リッチでなくても努力すれば東大生にはなれる。しかし、東大卒の富裕層が少ないことから考えても、富裕層はまた別の能力、社会で生き抜くセンスが必要なのです。
まず仕事の選び方、サラリーマンになるか、経営者となるかで大きな差がでます。一代で富裕層になれるのは医者、弁護士、起業家等、ごく限られた職種です。もし上手くそれらの仕事に就いて成功したとしても、今度は運やタイミングに左右される毎日。時価総額数十億の会社を経営していたとしても、明日のことは誰にもわかりません。
また、東大卒の富裕層が少ないのは、東大は元々官僚を養成するための学校という部分も大きいのかもしれません。東大まで行く人は、「何かを学ぶこと」が好きな人が多いはず。経営者になってお金を稼ぎまくる!という人もいるでしょうが、研究者や官僚としての道を選びたいという人の割合も確実に多いのです。
ともあれ、「東大卒で富裕層」は非常にレアだということだけは確か。「とにかく常に最上級のもの、その分野で一番のものを目指す!」というチャレンジ精神が東大合格に繋がり、ひいては社会に出て成功し富裕層になる、ということに通じている気がします。
何にでもチャレンジするバイタリティと努力、運を引き寄せる力、タイミング、そして自分に影響を与えてくれる人脈にどれだけ恵まれるか。様々な要素が絡み合い、成功者は創造されていくのです。
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